夢のような話
夢のような、夢の話。
蝶の夢を見た。
ここで「何だか話が哲学的な方向へ向かいそうだ」と思った人、残念!
僕の見た夢は、「蝶とトンボのキメラみたいな生物の夢」である。
ある日、どこかの屋内を歩いていると、持っているバッグに2匹の虫がとまった。
よく見るとそれは、蝶だった。
いや
さらによく見ると、頭と下半分はトンボだった。
しかもサイズは糸トンボ並で、観察しているうちに逃げてしまった。
そこに、たまたま居合わせた虫を鑑定する人が現れて一言
「さっきの虫は大変な希少種だ」
あわてて辺りを見回すも、その虫たちはとっくにいなかった。
大変な希少種であれば、当然高値で取引されるはず。
ということで、僕はそれらを探し始めた。
どこから嗅ぎつけたのか、周りには希少種を探す人がいっぱいいた。
あまりに多い人にちょっとあせりながらも、僕はそれらしいものを見つける。
しかし、それはただのトンボ(やや大きめ)だった。
ふと見回すと、そこらじゅうにトンボのような生物が。
え・・・と、ここ屋内なんですが。
それはともかく、一刻も早く見つけなければと皆血眼になって「トンボ蝶」を探していたところ、誰か(おそらくさっきの鑑定士)が一言
「(トンボ蝶の蝶の羽は)つけ羽だった」
その言葉で周りの人も捜索をやめ、辺りに微妙な空気が流れる―――
というところで目が覚めた。
実際(?)にはかなり長い間トンボ蝶を探していたと思うが、その間特にめぼしいイベントは起きなかったので、省略させていただいた。
哲学的ではなく、とっても現金なお話であったことをここにお詫びします。
すごい壮大なストーリーを見るときもあれば、このように何だかよくわからない、そして恐らく何の意味もないであろうお話の時もある。
本当、夢って不思議ですね。(その締め方かよ)
そして、
誰かこの夢について占ってください(笑)