日本一穢い水は商品となるか

「私が最後に見たのは そう あのオレンジ色の・・・ええ そう あのオレンジの この地方では青島っていうんですかね・・・あれをですね なんていうか すっかり忘れてしまってですね・・・はい・・もちろん明日は問題ないですから ええ 申し訳ありませ・・・はい?」
「えー、それで、あなたが先日行った佐鳴湖ですが・・・」
「ぁ・・さ・・・・ぅぁあああっ!アアァァァアァァアグあァッ!!ァあアアァ――」
「だめですよ!その話題はタブーだってあれほど言ったじゃないですか!」


といったトラウマが生まれることも無く、今回の佐鳴湖でのセンサ設置及び採水は、メンバ全員が多少凍えた程度で無事終了。
途中、「ウレタンスポンジが落ちたり」「記録用ファイルが落ちたり」「バケツが落ちて流されたり」は、しました。
しかし、この強風の中、佐鳴湖漁業組合組合長様の相棒“第三佐鳴丸”で出かけた方々が落ちるという“オチ”はつかなかったので、良かったですね。

*今日勉強になったこと。
川は『見かけの流れ』の方向へ流れているとは限らない。
傾斜の緩やかな川が外洋若しくは湖沼に接している場合、水の流れは潮の満ち引きにより川から海(順流)と海から川(逆流)が入れ替わったりもする。
しかし、今日のように風が強い場合は、順流逆流に関係なく風に押されて波が生じるので、どちらに流れているかは、物を―例えばバケツなど―を流してみなければ分からない。


逆流で 本当に よかった