マナケミア

ガストのアトリエシリーズ最新作『マナケミア』。
アトリエシリーズはイリス以降はやっていないので、前作のグランファンタズムと比べてどうかとかは分かりませんが、少なくともグラムナート編よりはいろんな意味で自由度が高く、システムもやってて面白いものになっているようです。
発売前からネガティブな情報も随分飛び交っていましたが、『絵が気に入らない』『公式見る限りでは〜』とかを書くのは自由ですが、そういう理由でやってもいないゲームに星1つ評価付けて、アマゾンやらでの評価を下げるのはよくないと思います。『個人的に絵は気に入りませんが〜』『公式見る限りでは〜ですが、〜』というコメントをして、総合評価は主観をなるだけ抜いて付けるべきではないでしょうかね。
ヴィオラートでとまっていた自分としては、アトリエシリーズもここまできましたかって感じです。


・物語/世界観は、アルトネリコやった直後なので、随分とコミカルで軽いなと思ったのですが、よくよく考えてみればアトリエシリーズってこうだったな、と思い至ってからは、なんだか懐かしく思えました。まさに、アトリエの世界観と基本システムのまま学園ものになったという感じです。付属のドラマCDを聞いてからだと、導入の突発性も薄れて良い感じです。
・戦闘システムは、ファルカタ時代から脈々と受け継がれる(笑)非常にテンポの良いもので、その枠の中で、控えキャラとの交代など能動的なシステムを加えてあり、とても爽快です。まだ序盤ですが、敵も強からず弱からず、バランスもいいのではないでしょうか。
・ダンジョンは、多分イリスから導入されたと思うのですが、高低差が激しく、採取ポイントやアイテムが至る所にあり、敵と接触する際にこちらから仕掛けると戦闘が有利になるなど能動性もある程度確保されていて、グラムナート編以前と比べると明らかに進化しています。2Dを3Dっぽく見せるシステムとやらも、今更感はあれど、良い感じに作用しています。
・調合システムは、材料を選んで、5元素の配置されたルーレットを材料にあわせてうまく止めていくのですが、目押しが非常に簡単で、このシステムは別にいらないかなと思います。仲間のサポートカードも、使えるものが全然無いような・・・。レシピの一部を変えると新しいレシピを思いつき、1つのレシピから連鎖的にアイテムが作成できるのは面白いと思います。


あと、以前本部長に『アルトネやったあとだとグラフィックが』と申し上げましたが、その辺の印象も早速変わってきましたよ(笑)。↑の戦闘システムでも述べたように、非常にテンポの良い絵まわしをしていますし、SDキャラがとにかくよく動きます。敵味方ともに細かいです。
ただし、音楽に関しては、さすがにアルトネに軍配が上がります。いえ、これはこれで純正アトリエらしくて良いのですが(特にヘルプ画面の曲は大好きです)、なんというかほら、全部コミカルなので重みがないというか(笑)



・最後にキャラについてですが、好感ランクは現時点で
グンナル >= 食堂のみかん帽かぶったお姉さん > ティティルミミニケメレ(というか沢城みゆきさん) >> 学生課のお姉さん > フィロメール(正ヒロイン) > 保健医 > パメラ > 校長 > 教頭 > ヴェイン(主人公) > 黒猫
となっています。グンナル、最高です。堀内賢雄さんの声でニケとかけあう様を見て、宇宙船レッドドワーフ号のリスターとキャットを思い出したのは、多分日本中で僕だけだというのは秘密です。