土に還る素材

今日100円ショップへ行くと、葦を原料とした紙皿というものがあった。最近流行の環境対応製品の一つで、埋めておけば3ヶ月で土に還るらしい。
葦を植樹することで湖沼を浄化し、それを刈り取り製品に加工する。さらにそれらは生分解性を有している。このサイクルは素晴らしいと思うのだが、『ほうっておけば土に還る』ということを大々的に宣伝すると、キャンプ場で油の付いた皿をそのまま捨てるかもしれないし、ポイ捨て癖が付いて、ポイ捨てしなかった人まで、生分解性でないものも捨てるようになったりと、問題が生じるような気がする。

また、他の環境対応製品にしても、リサイクル可能な製品・不可能な製品が外見で分別困難な場合、せっかくリサイクル用として回収してもらおうとしても、業者に回収不可能として突き返されるようだ。


環境対応を謳うのはとても良いのだが、それが本当に機能するかの検討は行っているのだろうか。