PSPにCFWを導入→手持ちのPSソフトを動かす

(これはあくまで個人的な体験レポートです。この通りに実行してもしもPSPが壊れても、私は責任を取ることができぬゆえ、あらかじめ断っておきます。)


さて、↑の「真っ先にしようと思っていたこと」がこれなわけですが(笑)。
自分のPSPは旧型(というか初期型)のFW3.72で、これを一度ダウングレードしてからCFWを導入→PSゲームを公式エミュレータでやってみようという試行です。
結論から言うと「大成功」。
とはいえ、もともとは「PSPで自分の作ったPS版RPGツクール3のゲームをしたい!」

というコンセプトだったので、メモリーカードからデータ吸出しのできない現状を「大成功」とはいえない気もしますが・・・それを抜かしても、PSゲームがPSPで快適に動作する様は、感動ものですね。


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ということで、自分が今回たどった手順を簡潔にまとめて掲載します。参考にさせていただいたHPは以下の通りです。

P1:PSP活用情報局(手順はここを見れば大体わかりますし、必要なファイルも揃います。多少誤植があったりするので注意)
P2:Emu on PSP + PS3(↑とあわせて見ていくことで違う視点から捉えることができる)
P3:旧・徒然ゲームブログ〜PSPの大冒険〜 パンドラバッテリーQ&A

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0-1 FW2.60のPSP(以降PSP0とする)を友人から借りる(笑)。「(筆者なら)大丈夫だと思うけど、壊したら5500円ね」という契約。どうせ数ヶ月放置しっぱなしだったんだからいいじゃないか、とは言えず(笑)。信用してくれるのはありがたいが、こればかりは運が効いてくる気がする・・・ちょっとどきどきである。

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<PSP0での作業>
まずはパンドラバッテリーの作成を目標に、PSP0をいじっていく。
1-1 FW2.60->FW2.80:アップグレード。ざっと調べたところ、FW2.80でのみ、いわゆる「GTA:LCS」とか「ルミネス」を用いずにダウングレードができるようだったので、こういう処置をとった。アップグレードするだけならタダ。
1-2 FW2.80->FW1.50:ダウングレード。HEN2.80,FW1.50,ダウングレーダーを用いた、FW2.80専用のダウングレード方法。この作業が一番怖かった(壊れるとしたら多分ここなので)が、無事成功。ちなみに、HEN2.80を起動させるときに、直接画像を読み込むのではなく「スライドショー」として読むと成功しやすいとか。自分は直接ではどうしてもだめだったのでこの方法を用いたら、一発で成功した。

1-3 Pandora's Battery(ジグキックバッテリー/マジックメモリースティック):作成。GUIによる簡単作成ツールが出ているようだが、そちらではうまくできなかったので、結局コマンドプロンプトを駆使(笑)した方法で導入。参考HP:P1で懇切丁寧に説明されているので、大して難しいことはないはず。
ところで、現在自分のPSPは2つ目のバッテリを使っている。というのも、最初からついていたバッテリーがへたってきていて、無線LANをONにすると電源が落ちたりするようになったからである。とはいえまったく使えないわけではないので、今回はこの「へたれバッテリー」をパンドラ化することにした。

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<自分のPSP(以降PSP1とする)での作業>
上記手順でパンドラバッテリーができたので、これを使ってPSP1をダウングレードし、カスタムファームウェアを導入していく。なお、今回はPSゲームをすることが目的なので、公式PSエミュが安定動作し、かつシステム的にもバグが少ないと思われる『CFW3.71 M33-3』までアップグレードすることにした。
2-1 FW3.72->FW1.50:ダウングレード(パンドラバッテリー使用)。今回作成した「へたれパンドラバッテリー」のはめ込みがゆるくて、物理的にアブなかったものの(笑)、無事成功→直後にバッテリーが本体から抜け落ちる。途中で抜けていたら、このPSPは終わっていたであろう・・・。なにはともあれ、成功。

2-2 FW1.50->CFW3.52 M33:アップグレード。以降はアップグレードを細かく刻んで行く。というのも、アップグレードに必要な最低CFWバージョンというものがあり、目的のバージョンに到達するためにはこうするほかに無いのである。面倒だが、慣れれば大した作業ではない。ちなみにCFW3.52のアップグレーダーをPSP上で作成するという作業(下の写真参照)があるが、この作業時間はメモリースティックの性能に大きく左右されるらしい。その幅なんと5分〜1時間程度で、その間ずっとMSのアクセスランプが点滅しっぱなしというちょっとした恐怖が続く。ちなみに自分のMSでは1時間5分かかった・・・最遅?

2-3 CFW3.52 M33->CFW3.52 M33-3:アップグレード。一瞬。
2-4 CFW3.52 M33-3->CFW3.71 M33:アップグレード。公式アップデータと同じ画面が出てくるが、ビビッてはいけない。

2-5 CFW3.71 M33->CFW3.71 M33-3:アップグレード。一瞬。
2-6 CFW3.71 M33用[FW1.50カーネルアドオン]:導入。これがないとこのバージョンのCFWではPSエミュが動作しないとのこと。内部の詳細については、自分理解してないので語れませぬ。

ともあれ、これでPSPでPSゲームを実行できる環境が整った。正直『壊れないにせよどうせ失敗するだろうな』とか思っていた(友人Y君、ごめんなさい)ので、感動もひとしお。

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<PC上での作業(いや、これまでもPCでいろいろやらんとだめですが)>
さて、PSPの環境が整ったので、早速プレイしたゲームをPSPで使えるようにします。
3.1 PSソフトのイメージ作成。『CdManipulator』により、手持ちのPSソフトをPCへ取り込む。ボタンひとつでぽちっとな、の簡単操作。ところで、これはあくまで、個人利用のためのバックアップだ。
3.2 イメージの変換/圧縮。『PS3-Free popstation v5』を用いてPSエミュで読める形式に変換。ドラッグ&ドロップの簡単操作で、さらに圧縮もしてくれるので、容量も小さくなって大助かり。700MB→500MBくらいになる。ちょっと試した限りでは、最大圧縮をかけても何ら問題なく動作することが確認されている。
3.3 3.2で作ったイメージをフォルダごとPSPへ。自分のMSは1GBなので、切り詰めても1本しか入らず;;。→勢いで、4GBのMS注文してしまった^^;(勢いというか、成功したら注文しようと思っていたので、計画的といえばそうか)

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とまあ、これだけのステップを踏んでやっとこさ・・・PSが!PSP上で!動いたよ!



パッション神、ありがとう!以上だ!!