ちょっとゲームレビュー

ちょいと前にPS2ゲーム2本1000円で売っていたので、転売してもそれほど損しないだろうという目論見の元、多量に購入してしまった。ちょっとずつやっているので、導入部のみですが感想を。


ステラデウス
死の領域に飲み込まれて行き、ゆるりと死に行く世界のなかで、破滅の運命から逃れるために精霊を狩るお話。
ストーリーはナ○シカみたいで面白いと思う。システム面は・・・戦闘は、移動と攻撃に同じ余力を使うシステム(移動しなければたくさん攻撃できる)で、斬新といえば斬新。ドット絵も結構良い感じだけれど、戦闘中音声が・・・。もうちょっと何とかして欲しかったかな。それを気にしなければ、なかなか。


・リーヴェルファンタジア
今ではほとんどいなくなってしまった、精霊を視認でき、彼らと話せる少女が、旅に出て消息を絶っていた父親が背負った莫大な借金を返すために、精霊を相手取った危険な仕事に挑むお話。
3Dキャラやフィールドがほんわかしていて、癒される。軽い場所ならば60フレームで動作するのも爽快。けれど、ゲーム製作にあまり慣れていないと見えて、視点移動やキャラ操作、その他システム面で不備が目立つ。声優はとても大人数で、そこそこ豪華。OPも(何と水樹奈々も歌ってるんだけれど)もうちょっと頑張って欲しかった。


小麦ちゃん
問題外。CEROレート18。OPはアニメ版流用。会話時に音声つけたまま字送りできず、ストレスが溜まる。システムがよく分からない(説明書読んでいないからだけれど。四角ボタン押すと「萌えー」と言う)。高速スキップ機能を使うと、アクション起こさないといけないときに止まってくれない。
などなど、ファン以外がもしも定価で買ったら、ディスクで金魚すくいをしたくなるかも。今は無きKID(でも近日メモオフ5出すとか書いてなかったっけ)の作品なだけに、せめてシステム面はもうちょっと何とかならなかったものかと思ってしまう。ただし、声優は豪華。


・NEBURA エコーナイト
2044年。月軌道上を航行中の宇宙旅客機が突如その消息を絶った。懸命の捜索にも関わらず、機体は発見されることはなく乗客・乗員38人の行方は、不明のままであった――。乗客の中には、宇宙での結婚を約束した二人、リチャード・オズモンドとクラウディア・セルファーの名があった。暗闇の中で、リチャードは目を覚ました。破壊された旅客機の内部には、人影は見当たらず、傍らにいるはずの恋人の姿もまた、忽然と消えうせていた。深い孤独と悲しみを抱え、さまよいつづける無数の霊。リチャードは姿を消した恋人を求め、廃墟と化した月の施設へと、足を踏み入れる。(公式HPより転載)
発表された頃から気になっていた作品。これは今回やった中で一番の当たりゲー。OPでは事故発生から物語開始に至るまでの経緯が描かれ、CGのクオリティもかなり高い。そしてゲーム画面も、サイレントヒル顔負けのグラフィックで、恐怖。
破損した機体。だれもいない世界。宇宙服越しの、制限された視界。点滅する電灯。首がへし折れ、同じ言葉を繰り返す案内アンドロイド。霧。カツーンと、金属の床から響く足音、息遣い、心臓の音。そして、だれもいないはずの空間から突然聴こえてくる、声。
霊が近づくと心拍数が上がり、コントローラが激しく振動する。上がるところまで上がると、プッツンして死亡、というシステムが、斬った斬られたが普通なゲームの世界で異色を放っており、良い感じ。
ただのアドベンチャーと思うなかれ。謎解きだけでは語れない。深夜に部屋を暗くして、5.1chシステムでプレイすると最高の恐怖を味わえそう。