残りのレビュー

ゆめりあ
平凡な男子校生の主人公が、ある日殺風景なところで変な服を着た少女が変な球体と戦っているという夢を見た。起きてみると、そこには夢の中の少女が―――というベタな始まりのゲーム。
発売当時は「ナムコ御乱心!?」などと騒がれていて、そんな流れからかアニメ化までされてしまったのだが、双方とも全く知識が無い状態で今回プレイした。
えっと・・・ナムコ御乱心はいいとして、やはりというか、システムがイマイチかなあ。キャラが喋っているときに○ボタンを押さないとセリフが表示されない(設定で変えられるのかな)ので、キャラが3Dでくるくる動いて面白いんだけれど、セリフを表示させようと○ボタン押すとキャラ動作がスキップされたり、そもそも動作がもっさりしているので進行までもっさりしてしまうところもちょっと残念。また、演出の特殊効果が、製作:ナムコとは思えないほど安っぽい・・・。やはり実験作だったのかな?
そしてそして、またもやOPが残念。物語の節でOPが入るシステムだけれど、あの中途半端な歌がフェードインするのはやめて欲しい・・・。


ゼノサーガEP2
物語は言わずもがな。決して設定が面倒で説明するのが嫌なわけじゃあないよ。
買って初めて、DVD2枚組みだということに気付く。EP1では1枚にきちきちに詰めてあった感があったので、ボリュームは期待できそうです。
実際やってみると、期待通りのグラフィック。キャラモデリングが1とかなり変わり、いきなりシリアスな展開で、しかも最初は野郎のみで行動(邪神おらず)なので、別の作品かと思った。
戦闘システムも前作と大分変わっている気がする。行動割り込みなども組み込まれており、戦略性がアップしているかも。前作で不評だった(僕も不平をこぼした)マップ読み込みの遅さは、多少改善されているらしく、序盤をプレイする限りではそれほどストレスが溜まることは無かった。
ある意味期待以上だったのが音響で、ムービーがふんだんに使われているため、ドルビーデジタルでの再生が多く、非常にクリアかつ迫力の音場が生成される。また、操作できる場面でもドルビープロロジック2が選択でき、その辺も製作側でしっかり考えて作ってあるらしく、環境音が良い感じに部屋を包み込んでくれる。これだけでも、500円を大きく超える価値があるってもんです。



改めて見ると、この2作品は本当に同じ会社の産物なのだろうか・・・^^;
大きな会社ならベクトルの違いはあって当然ですが、クオリティは統一してくれると助かるなと、少しだけ思いましたとさ。